
ゼロデータ保持(ZDR)とは何か ──OpenAIが「中身を見ずに不正を見張る」方式を発表、Claudeの30日保持との違いを解説
OpenAIが8月19日、顧客のデータを保持しないまま不正を見張る「Private Safety Processing」を予告しました。Anthropicは2か月前、同じ課題に逆の答え(30日保持)を出しています。両社の一次情報を読み比べ、ゼロデータ保持を有効にしても残るものと、自社の設定を今日確認する手順まで整理しました。


AI駆動開発の実装・つまずき・設計の知見。手を動かした一次情報として綴ります。

OpenAIが8月19日、顧客のデータを保持しないまま不正を見張る「Private Safety Processing」を予告しました。Anthropicは2か月前、同じ課題に逆の答え(30日保持)を出しています。両社の一次情報を読み比べ、ゼロデータ保持を有効にしても残るものと、自社の設定を今日確認する手順まで整理しました。

Cursorが8月17日、ソースコードの置き場所そのものを提供する「Origin」を有料プラン向けに公開しました。見落とされているのは、同社の企業向けデータ取扱い文書に「コードを保存する機能はCloud Agentsだけ」という記述が残ったままである点です。公式ドキュメントを読み比べ、導入前に確認すべき条件を整理しました。

OpenAIが8月13日に公開した公式ガイドは、同じ精度の検索タスクが33.27ドルから1.33ドルになった実例を挙げ、「最上位モデルに最高設定で考えさせる」が最適解ではなくなったと書いています。何を変えれば費用が下がるのかを、公式ドキュメントまで当たって4つの設定に整理しました。ガイドが触れていない、キャッシュの課金がGPT-5.6から変わった点も解説します。

Claude Codeの新しいセッションが、2026年8月14日から「自動承認モード」で始まるようになりました。人が1件ずつ許可していた操作を、2つ目のAIが審査します。変更の根拠はAnthropic自身が公開した数字——許可の97%は承認されていました。分類器のルールを手元で開いた結果まで解説します。

Z.aiが8月14日に公開したGLM-5.3は、「オープンウェイト最強」を名乗りながら重みがまだ配られていません。理由は、訓練の途中でサイバーセキュリティの能力が想定より速く伸びたこと。公式ページと公開台帳を実際に開いて、いま何が使えるのか、2,436件の脆弱性発見という数字をどう読むかまで解説します。

DeepSeekが8月13日、コーディングAIの土台「DeepSeek Harness」をMITライセンスで公開しました。同じ日にAPIの新料金も告知され、8月16日から実質値上げになります。手元で起動して1タスク走らせ、14ステップ・入力9万トークンの中身まで実測した結果を解説します。

Anthropicが公式ヘルプで、Claudeの出力に機械可読な印を入れる方針を公表しました(2026年8月10日更新)。文章には見えない透かし、ファイルにはC2PAの署名付き来歴データが入り、適用は全世界です。ただし公式自身が「印はAIが書いた証明にならない」と明記しています。

2026年8月11日にSpaceXAI(旧xAI)が公開したAIチームメイト「Grok Bot」を解説します。AIにクラウド上のパソコンを渡し、連携機能のないツールにも人と同じようにログインさせる製品です。ただし公式ドキュメントによれば、そのパソコンはBotごとではなくユーザーに1台で、全Botがログイン状態を共有します。

2026年8月10日にOpenAIが発表したサイバーセキュリティ向けプログラム「Daybreak Blue / Red」と専用モデルGPT-5.6-Cyberを解説します。制限を外したAIを配る話に見えますが、公表値ではBlueで外れるのはシステム側の遮蔽だけ(回答率1.5%→2.0%)。95%に跳ねるのは訓練し直したRedのモデルだけです。