ChatGPTの​カスタムGPTが​12月11日に​終了 ──プラグインへの​移行で​引き継がれる​もの​・消える​ものと、​今やる​こと

ChatGPTのカスタムGPTは12月11日に止まり、プラグインへの移行が案内されています。移行で引き継がれるもの・消えるものと、日程が2日で書き換わった公式FAQの中身を、プラン別に整理します。

甲斐ショウジ甲斐ショウジ
CAG主宰/合同会社ATK CAIO(最高AI責任者)
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技術ChatGPTのカスタムGPTが12月11日に終了 ──プラグインへの移行で引き継がれるもの・消えるものと、今やること

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OpenAIは2026年9月11日、ChatGPTの「カスタムGPT」(自分用の指示や資料を設定したChatGPT)を終了し、「プラグイン」へ移行すると告知しました[1]。公式FAQによると、カスタムGPTは2026年12月11日に動かなくなります[2]

先に結論です。今やるべきことは「使っているGPTの棚卸し」と「移行で消えるものの控え」です。移行しても引き継がれないものがあり、選んでいたモデル、外部サービスとつなぐ設定(カスタムアクション)、共有設定、これまでの会話は移りません。加えて、公式FAQの日程は公開後2日で書き換わっていて、別の公式ページはまだ古い日程のままです。

この記事で分かること:

  1. 何が終わり、何に置き換わるのか
  2. 公式FAQで2日のうちに変わったこと
  3. 移行で引き継がれるもの・消えるもの
  4. 個人向けプラン(Plus・Proなど)の人が確認したいこと
  5. 今やることのチェックリスト
暗い画面の中央で、薄く色あせたGPTのカードから、金色の枠のプラグインのカードへ矢印が伸びている
カスタムGPTは、プラグインへ移し替える形で終わる(イメージ)

01 カスタムGPTが​終わり、​プラグインに​置き換わる

カスタムGPTは、指示文・参考資料・外部サービスとの接続をひとまとめにして、特定の業務用に仕立てたChatGPTです。2023年11月に始まり、社内のマニュアル回答や文書の下書きなどに使われてきました。

置き換え先のプラグインは、ChatGPTとCodexで使える「機能の詰め合わせ」です[3]。中身は次の3種類です。

部品中身
スキル作業の手順や指示文
連携アプリGoogle DriveやSlackなど外部サービスとの接続
アプリのひな形管理者が社内向けに設定するための型

カスタムGPTの「指示文」はスキルに、「連携アプリ」はプラグインのアプリに移ります[2]

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プランごとの扱いは、今の公式の記述を並べると次のとおりです[2][4]

項目個人向け(Free・Go・Plus・Pro)企業向け(Business・Enterprise・Edu)
新しいGPTを作る・公開するすでにできない設定と権限が許せばできる(Enterpriseは10月26日に終了予定)
既存のGPTを使う・編集する12月11日まで使える。編集もできる12月11日まで使える
12月11日止まる(全プランが対象)止まる
移行の日程FAQに記載なし。アカウント内の通知に従うEnterpriseは9月22日が目標

02 公式FAQが、​公開後​2日で​書き換わった

公式FAQ「Custom GPT retirement and migration FAQ」は、9月17日時点の版がウェブアーカイブに残っています[5]。9月19日の版と比べると、12月11日の停止日以外の日程が後ろにずれていました[2]

ENTERPRISE TIMELINE IN THE FAQ 9月 10月 11月 12月 9月17日の版 移行開始 9/17 新規作成の終了 9/25 停止 12/11 9月19日の版 移行開始 9/22 新規作成の終了 10/26 停止 12/11
移行開始は5日、新規作成の終了は31日後ろへずれた。12月11日の停止日だけが変わっていない
項目9月17日時点の版9月19日時点の版
移行を始められる目標日(Enterprise)9月17日9月22日
新しいGPTを作れなくなる日(Enterprise)9月25日10月26日
停止日12月11日12月11日(変わらず)
Enterprise以外のプラン「同じ日程になる見込み」この一文が消えた
移行したGPTのリンク「代わりのプラグインへ転送される予定」この一文が消えた
知識ファイル「参考ファイルを確認すること」「プラグインの参考ファイルにコピーされる」と明記
利用料(Enterprise)記載なし「アプリを使わない移行後のGPTは追加費用なし。プラグインの作成・編集はWork/Codexを使い、Workでの操作はクレジットを消費する」を追加

一方、同じヘルプセンターの「Creating and editing GPTs」(9月17日更新)は、今も「移行は9月17日が目標」「他のプランも同じ日程の見込み」と書いたままです[4]公式のページどうしで日程が合っていないので、社内向けに日程をまとめるときは、FAQの日付と「変わる可能性がある」という注記を必ず添えてください。

03 移行で​引き継がれる​もの​・消える​もの

移行は、自分が作ったGPTの画面(My GPTs)で「Migrate to plugin」を選ぶ形です[2]。移るのは最後に公開した版で、下書きや未公開の修正は移りません(公開といっても一般公開である必要はありません)。

My GPTsの一覧画面。3つのGPTそれぞれの右側にMigrate to pluginのボタンがあり、1つ目のボタンが金色に光っている
自分が作ったGPTごとに「Migrate to plugin」を選ぶ(イメージ)
引き継がれる引き継がれない
指示文(プラグインのスキルになる)選んでいたモデル(Enterpriseでは組織の既定が使われる)
知識ファイル(参考ファイルにコピー)カスタムアクション(外部サービスとつなぐ独自設定)
連携アプリ(プラグインのアプリになる)共有設定(プラグインは非公開の状態で作られる)
これまでの会話
WHAT MOVES / WHAT STAYS BEHIND カスタムGPT 指示文 知識ファイル 連携アプリ モデルの選択 カスタムアクション 共有設定 これまでの会話 移る プラグイン スキル 参考ファイル アプリ 移らない 移行したあと 元のGPTは読み取り専用 元のGPTは削除できない プラグインは非公開で始まる 使う人には共有し直す 12月11日まで元のGPTも使える
移るのは指示文・知識ファイル・連携アプリの3つだけ。残りの4つは移行後に自分で作り直すか、諦める

特に手間がかかるのはカスタムアクションです。自社のシステムや外部サービスにつないでいたGPTは、移行しただけではその機能が動きません。公式は、代わりになる既存のアプリを探すか、MCPサーバー(AIと外部の道具をつなぐ共通規格のサーバー)を自前で用意して作り直す必要があると書いています[2]

移行後の注意点も3つあります[2]

  • 元のGPTは12月11日まで使えるが、読み取り専用になり、削除もできなくなる
  • 移行後のプラグインは、同じ質問でも答え方が変わることがある。いつもの質問と、難しめの質問を1つずつ試して比べる
  • 使っていた人は、自動では新しいプラグインを使えるようにならない。共有し直し、相手に試してもらう

04 個人向けプラン​(Plus・Proなど)の​人が​確認したい​こと

中小企業では、社員が個人のPlusやProで作ったGPTを業務に使っていることがあります。この場合に確認したい点が2つあります。

1つ目は、移行先の「スキル」を使えるプランが限られることです。プラグインの説明ページには「個人のスキルは主に Business・Enterprise・Healthcare・Edu のユーザーが使える」とあります[3]。移行するとGPTの指示文はスキルになるので、個人向けプランで移行後のプラグインがどこまで使えるかは、公式ドキュメントからは読み取れません。9月17日時点のFAQにあった「個人アカウントはアカウント内の通知の手順に従う」という一文も、9月19日の版では消えています[2][5]

WHO CAN USE PERSONAL SKILLS Business・Enterprise・Healthcare・Edu 個人のスキルが「主に使える」と公式に記載 ワークスペース設定や役割によっても変わる Free・Go・Plus・Pro 移行後のプラグインがどこまで使えるか 公式ドキュメントに記載がない 移行するとGPTの指示文は「スキル」になる。個人のアカウントに業務を頼っているなら、12月11日までに移行先を確かめる
移行先の受け皿は、プランによって公式の書き方が違う

個人のアカウントで作ったGPTに業務を頼っている場合は、12月11日までに移行先を確かめる時間を取ってください。

2つ目は、他の会社が作った公開GPTも止まることです。Enterpriseのワークスペースで作られた公開GPTは、自分が個人プランから使っていてもEnterpriseの日程で止まります[2]。使っているだけのGPTは自分では移行できないので、作者の案内を待つことになります。

05 今やる​ことの​チェックリスト

夜の机のノートPCに表示された表。GPT、Owner、Custom actionの3列に5行が並び、カスタムアクションの列の2行に金色の注意マークが付いている
まずは使っているGPTと作者、カスタムアクションの有無を一覧にする(イメージ)

GPTを作った人

  • 業務で使っているGPTを一覧にした(作った人、使っている人、どのアカウントで作ったか)
  • 指示文・知識ファイル・連携アプリを控えた。いつもの質問を3つほど保存した
  • カスタムアクションを使っているGPTを洗い出し、代わりのアプリやMCPサーバーの要否を確認した
  • 移行前に、必要な修正を済ませて公開した(移行後は元のGPTを直せない)

GPTを使っているだけの人

  • 使っているGPTの作者と、代わりのプラグインの案内を確認した

管理者(Business・Enterprise)

  • プラグインが有効か、共有・公開の権限を誰に渡すかを決めた
  • 社内向けの日程は、FAQの日付に「変わる可能性がある」と添えて共有した

12月11日の停止日だけは、公式のどのページでも同じです。

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出典・注記

  1. OpenAI Help Center「ChatGPT — Release Notes」2026年9月11日の項「Planned custom GPT retirement and migration to plugins」。https://help.openai.com/en/articles/6825453-chatgpt-release-notes
  2. OpenAI Help Center「Custom GPT retirement and migration FAQ」(2026年9月19日閲覧)。https://help.openai.com/en/articles/20001519-custom-gpt-retirement-and-migration-faq
  3. OpenAI Help Center「Plugins in ChatGPT and Codex」(2026年9月19日閲覧)。https://help.openai.com/en/articles/20001256
  4. OpenAI Help Center「Creating and editing GPTs」(2026年9月19日閲覧・ページ上の更新表示は2日前)。https://help.openai.com/en/articles/8554397-creating-and-editing-gpts
  5. Internet Archive に保存された同FAQの2026年9月17日 20:43(UTC)時点の版。https://web.archive.org/web/20260917204309/https://help.openai.com/en/articles/20001519

本記事はCAGの実機検証ではなく、2026年9月19日時点のOpenAIのリリースノートとヘルプ記事をもとにしています(CAG未検証)。日程は公式に「変わる可能性がある」とされています。

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