OpenAI DevDay 2026まとめ ──全2​5項目を​「どの​プランで​・いつから​使えるか」で​仕分けし、​日本語版と​英語版の​食い​違いも​確かめた

OpenAIのDevDay 2026(2026年9月29日)の公式まとめ25項目を、使えるプランと地域、提供段階で仕分けして整理した。日本語のまとめページと英語の原文・一次ソースで食い違う8か所(GPT-6.1 Solの価格は「4分の1」でなく5分の1)も確かめた。dots・Ultrafast・Pro 500・Spaceを使う前の注意点つき。

甲斐ショウジ甲斐ショウジ
CAG主宰/合同会社ATK CAIO(最高AI責任者)
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技術OpenAI DevDay 2026まとめ ──全25項目を「どのプランで・いつから使えるか」で仕分けし、日本語版と英語版の食い違いも確かめた

気になるAI動向を、分かりやすく

2026年9月29日、OpenAIは開発者向けイベント「DevDay 2026」を開き、公式のまとめページに25項目の発表を並べました(本文の書き出しは「20を超える重要な発表」です)[1]。中心は3つです。常時稼働のエージェント「dots」、新モデルGPT-6.1 Solと高速モードUltrafastの価格と速度、そしてChatGPTを職場の共同作業の場に変えるSpaceやチームタスクです。

ただし、使えるかどうかは、プラン・地域・提供段階で大きく分かれます。さらに、日本語のまとめページには、英語の原文や一次ソースと数字・条件が違う箇所が8つありました。たとえばGPT-6.1 Solの価格は、日本語版が「Astraの4分の1」、英語版と料金表は「5分の1」です。この記事では、英語版と一次ソースの43ページを保存して突き合わせ、次の順で整理します。

  1. 25項目の全体像
  2. dots ── 専用のクラウドPCで働き続けるエージェント
  3. GPT-6.1 Sol・Ultrafast・Pro 500 ── お金と速度
  4. 職場で使うもの ── Space・チームタスク・Slack・Meetings
  5. 開発者向けの発表
  6. 日本語版と英語版の食い違い
  7. 使う前に確かめること
1つのアプリ画面に、共有ページのSpace、自分専用のエージェントのdots、モデルの選択のGPT-6.1 SolとUltrafastが並んでいる
共有ページ・自分専用のエージェント・モデルの選択が、1つの画面に並ぶ(イメージ)

01 25項目は、​公式の​5つの​見出しに​分かれる

公式のまとめページは、発表を5つの見出しに分けています。項目数は、新しい働き方が4、CodexとAPIが7、プラグインが4、人とAIの協働が7、サブスクリプションが3です[1]。

公式まとめの25項目(見出しごと)新しい働き方4項目dotsGPT-6.1 SolUltrafastPrivate IntelligenceCodexとAPI7項目CodexクラウドCodex CLIコードレビューSecurity CloudDecisions APIAgents APIBedrock Agentsプラグイン4項目プラグイン拡張作成・申請・検索Sitesとの連携MCPイベント人とAIの協働7項目SpacePages共同編集スライドチームタスクSlack・Teamsの@ChatGPTMeetings共有プロフィールサブスクリプション3項目ChatGPTでサインインPro 500OpenAI Marketplace 公式まとめの25項目(見出しごと)新しい働き方4項目dotsGPT-6.1 SolUltrafastPrivate IntelligenceCodexとAPI7項目CodexクラウドCodex CLIコードレビューSecurity CloudDecisions APIAgents APIBedrock Agentsプラグイン4項目プラグイン拡張作成・申請・検索Sitesとの連携MCPイベント人とAIの協働7項目SpacePages共同編集スライドチームタスクSlack・Teamsの@ChatGPTMeetings共有プロフィールサブスクリプション3項目ChatGPTでサインインPro 500OpenAI Marketplace
公式まとめページの見出しごとの項目数。全部で25項目(本文の書き出しは「20を超える重要な発表」)

発表の冒頭で、OpenAIはChatGPTを「人とエージェントが協働できる共通の場」として開き、開発者が組み込む新しい体験を毎週12億人の利用者に直接届けられると説明しています[1]。日本語版は「合計12億人のユーザー」で、「毎週」が落ちています。

「発表」の中には、発表日より前に出ていたものも含まれます。Codex CLIの音声会話、エージェントの管理画面(変更履歴では「agent command center」)、worktreeの標準有効化は、変更履歴では9月22日公開の0.156.0にあります[11]。Agents APIも、公開ベータは9月10日からです[5]。この記事の日付と条件は、2026年9月30日の朝に取得した公式ページによります。公式ヘルプも「DevDayで発表した機能を順次展開している」と注記しており、お手元のアカウントにはまだ出ていない機能があります[3]。

02 dots。​専用の​クラウドPCで​働き続ける​エージェント

エージェントとは、目標を伝えるとAIが自分で手順を組み、アプリを操作して仕事を進める仕組みです。dotsはそのChatGPT版で、1体ごとに専用のクラウドコンピューターとブラウザを持ち、会話と会話のあいだも作業を続けます[2][3]。GPT-6 Astraで動き、プラグイン経由で4,000を超えるアプリにつながるとされています[2]。dotのコンピューターは、いつでも開いて作業の中身を確かめられます[2]。

OpenAIが社外の例として挙げたのは、初期テスターのdotが、出版社への請求書を出し忘れていることに気づき、請求書を用意して、本人の承認後に送った話です[2]。話しかける場所は、ChatGPTのデスクトップ・Web・モバイルと、SlackやTeamsです。ただし、dotを作れるのはデスクトップアプリかデスクトップのWebだけで、モバイルでは作れません[2][3]。

dotsの画面。専用のクラウドコンピューターの窓と、ApproveとTake overの2つのボタンがある承認カードが並んでいる
dotは専用のコンピューターで働き、重い操作は承認か引き取りを求める(イメージ)

使える条件

  • Pro:EEA(欧州経済領域)・スイス・英国を除く市場です。日本は、この除外に入っていません[3]
  • Business Premium:対応するすべての地域です[3]。通常のBusinessとの違いは、この記事で確認した範囲では説明が見つかりませんでした
  • Enterprise(EduとHealthcareを含む):ベータです。管理者が有効にしたときだけ使え、初期状態はオフです[2][3]
  • 18歳以上が対象で、提供は順次です。手元に出るまで数日かかることがあります[3]
  • 費用:最初の1体は、ProかBusiness Premiumの料金に含まれます。dotとの会話は使用上限に数えず、dotがCodexやChatGPT Workで始めたタスクは通常どおり数えます[2]。ヘルプには「今後1か月はdotsの使用を使用枠に数えず、その後の条件は改めて案内する」とあり、1か月後の条件はまだ公表されていません[3]

安全装置は、ヘルプで5層に分けて説明されています[3]。

dotの5つの守りと、人が引き取る操作1モデルの安全対策GPT-6 Astraは、有害な依頼を断るよう訓練されている2プラグインの権限接続したアプリの範囲だけ触れる3Custom Rules許可・要承認・禁止を、自分で決める4Auto-review実行の前に、送信先や内容が指示に合うか確認する5安全監視危ない動きを見つけたら、作業を止める!人が引き取るパスワードの変更・送金など、最も重い操作 dotの5つの守りと、人が引き取る操作1モデルの安全対策GPT-6 Astraは、有害な依頼を断るよう訓練されている2プラグインの権限接続したアプリの範囲だけ触れる3Custom Rules許可・要承認・禁止を、自分で決める4Auto-review実行の前に、送信先や内容が指示に合うか確認する5安全監視危ない動きを見つけたら、作業を止める!人が引き取るパスワードの変更・送金など、最も重い操作
dotの安全装置(OpenAIのヘルプの説明から作図)。Custom Rulesでは、中核の安全要件・Auto-review・プロアクティブ・リサーチの制限は変えられない

Custom Rulesでは、ある操作を「確認なしで実行/事前承認があれば実行/実行前に確認/人に引き渡す」のどれにするかを決められます。最も重い操作(パスワードの変更・送金)は、人が引き取る決まりです。Custom Rulesでも、中核の安全要件(たとえばパスワード変更の引き取り)は外せません[3]。

使う前に知っておきたい5点

  • 個別の記憶は、見ることも、消すこともできません。1件だけ直したり消したりする方法はなく、消すにはdotごと削除(リセット)します。リセットで消えるのはdot自身の記憶・会話・予定で、dotが作ったファイルやCodexのスレッドは残ります[3]
  • アプリの接続を外しても、取得済みの情報は消えません。新しい取得が止まるだけです[3]
  • 何も頼んでいない間も、dotは接続したアプリを読みます。「プロアクティブ・リサーチ(proactive research)」と呼ばれ、そこから記憶も作ります。この調査は読み取り専用で、メッセージの送信・アプリの内容の変更・ブラウザやPCの操作はできません[2][3]
  • 学習の設定と、人による確認。個人のプランでは、設定「Improve the model for everyone」がdotの会話や作業を学習に使うかを決めます。Business・Enterprise・Eduは、初期設定では学習に使いません。学習をオフにしても、安全上の理由など限られた場合には、人が確認することがあります[3]
  • dotも間違えます。送信したものなど、あとから取り消せない操作もあります。カードでの支払いは、加盟店のサイトに保存されたカードで行え、承認が必要です(事前承認もできます)[3]

会社向けには「専門dot」も予告されました。dotごとに独自のIDと権限を持ち、調達・請求書処理・メール配信・カスタマーサポート・契約業務といった決まった責任を担うもので、まずは限定的なパイロットです。Microsoft Agent 365との連携も進めています[2]。

03 GPT-6.1 Sol・Ultrafast・Pro 500。​お金と​速度の​話

価格は数字で読むのが早い箇所です。APIの料金ページ(100万トークンあたり。トークンはAIが読み書きする文字数の単位)は次のとおりです[5]。

モデル入力キャッシュ入力出力位置づけ
GPT-6 Astra$10$1$50最上位[2]
GPT-6 Astra Ultrafast$60$6$300標準の6倍の単価
GPT-6.1 Sol$2$0.10$10Astraの1/5
GPT-6 Luna$0.10$0.01$0.50最も安い

GPT-6.1 Solの単価は、Astraのちょうど5分の1です(入力は$2対$10、出力は$10対$50)。OpenAIは、Astraに近い知能を5分の1の価格で届けると説明しています[4]。キャッシュ入力(一度読ませた内容の使い回し)は$0.10で、標準の入力より95%安く、GPT-6 Solの$0.20の半額です[4]。日本語のまとめページは「4分の1」と書いていますが、英語版・発表ページ・料金表はどれも5分の1です。

出力の単価(100万トークンあたり・Astraを基準に)GPT-6.1 Sol$10(入力$2) Astraの1/5GPT-6 Astra$50(入力$10) 基準Astra Fast mode$100(入力$20) 2倍Astra Ultrafast$300(入力$60) 6倍 出力の単価(100万トークンあたり)Astraを基準に。入力も同じ比率GPT-6.1 Sol$10(入力$2) Astraの1/5GPT-6 Astra$50(入力$10) 基準Astra Fast mode$100(入力$20) 2倍Astra Ultrafast$300(入力$60) 6倍
GPT-6.1 Solは、Astraの入力・出力ともちょうど5分の1。AstraのUltrafastは6倍の単価(出典:OpenAI API料金ページ)

OpenAI自身の評価では、実際のコードベースを使う課題(DeepSWE v1.1)でAstraと同等の成績を約5分の1の費用で出し、業務ワークフローの評価(AutomationBench)ではOpus 5.5を2.2ポイント上回りながら費用は約3分の1、とされています[4]。一方、科学研究の課題(Terminal-Bench Science 0.1)では、最高点は引き続きAstraの68.1%で、最も難しい研究にはAstraを使うよう書かれています[4]。数字はOpenAIの評価で、競合モデルの値は公開されたレポートからの引用です[4]。

前の世代のGPT-6 SolとLunaについては、同じ課題でClaude Opus 5.5と費用・時間を比べた記事があります。

GPT-6 Sol・Lunaとはを扱った記事のサムネイル 関連記事 | GPT-6 Solの実測はこちらGPT-6 Sol・Lunaとは ──同じ日に出たClaude Opus 5.5と、同じ課題で費用と時間を比べた →

提供先は、APIの gpt-6.1-sol と、ChatGPTのWorkおよびCodexです。通常のチャットでは、まだ使えません。リリースノートでは「まずProから、Plus・Business・Enterprise・Eduへ順次」とあり、EnterpriseとEduは、管理者がモデルへのアクセスを有効にする必要があります[4][7]。

Ultrafastは、速度を優先する高速枠です。発表は、トークンの生成速度がCodexで最大8倍(毎秒300トークン)、APIで最大6倍と説明します[1](API向けドキュメントの見出しは「最大8倍」です[8])。料金も、速度に見合って上がります。APIのAstraでは、標準の6倍の単価(入力$60・出力$300)です[5]。ChatGPTのWorkやCodexでは、含まれる使用枠を標準の8倍のペースで消費し、クレジット払いは6倍の換算です[8]。

使える人は限られます。APIは全利用者が使えますが、初期の上限は低めです(1分あたり50万〜500万トークン)。ChatGPTではPro 500と、対象のEnterprise・Eduだけで、ほかの個人プランは、クレジットを買っても使えません[8]。APIは、米国のデータ所在地とグローバル処理だけに対応し、EUなど米国以外の地域処理には対応しません[5][8]。GPT-6.1 SolのUltrafastは「近日」です[1][4]。

Proは3段階になった

プラン月額Ultrafast
Pro 100$100含まない
Pro 200$200含まない
Pro 500$500含む

Pro 500は、ChatGPT Plusの25倍の使用枠を含む最大のプランで、発売時はWebからのみ契約できます[1][6][7]。すでにPro 200を使っている人には注意点があります。公式が定める基準日の時点(またはその前の7日間)で有効だった契約は、2026年10月29日まで従来の使用枠が続き、その後は少ない枠に移ります。月額は$200のままです。新規のPro 200契約は、最初から少ない枠です[6]。

もう1つ、日付つきの予告があります。GPT-5.5は2026年10月14日に、ChatGPT・ChatGPT Work・Codexの全プランから退役します(APIは対象外です)[8]。

04 職場で​使う​もの。​Space・チームタスク・Slack・Meetings

ChatGPTを「1人で使う画面」から「チームで仕事を進める場」に寄せる発表が、7項目あります。中小企業の経営者に近いのは、この塊です[1]。

共有ページとチャットのスレッド。ページにはコメントとチェックリストがあり、スレッドには@ChatGPTの呼び出しがある
共有ページと、チームの会話。どちらにもChatGPTを呼び出せる(イメージ)
項目できること使える条件知っておきたい点
ChatGPT Spaceチームで共有する作業の置き場。従来の「Library」を置き換えるPro・Business・Enterprise。モバイルは閲覧と共有だけ。Enterpriseの共有はプレビューページに書いた内容は、権限のある人全員に見える(記憶から引いた個人情報も)。共有前に中身を確かめる
Pages会話から作る共同編集の文書。グラフや画像も作れ、つないだツールの情報で自動更新もできるPro・Business・Enterprise共有しても、私的なチャットや記憶は相手に渡らない。ページに書いた内容は見える
共同編集スライド会話やテンプレートからスライドを作り、複数人で同時に編集。PowerPoint・Googleスライドに書き出せるPro・Business・Enterprise。「今後数週間で」提供。まだ使えない日本語版のまとめページは、提供済みのように読める
チームとチームタスク同僚を「チーム」にまとめ、定期業務をスケジュールや新着メールをきっかけに実行するBusiness・Enterprise新しいメンバーは、過去の実行結果とファイルをすべて見られる。参加リンクは、オーナーの承認が要らない
Slack・Teamsの@ChatGPTチャンネルで呼び出し、議論を計画にまとめたり、バグの調査から修正の提案まで進めたりするBusiness・Enterprise・Edu。管理者が設定ChatGPTのライセンスがないメンバーも使える。個人アカウントの権限は引き継がない
Meetings会議を録音して、要点と次の一手をSpaceに保存する。参加するボットは要らないProとBusinessのベータ。macOSのデスクトップアプリのみ。Enterpriseは限定のアルファ参加者全員の同意を先に取る(アプリは代わりに取らない)。音声は要約ができた時点で削除される
共有プロフィール自分のSitesやプラグインをまとめて共有する全ての国。Enterpriseは近日初期設定は非公開。公開しても、見られるのはChatGPTにサインインした人だけ

データの扱いは、BusinessとEnterpriseが初期設定で学習に使わないのに対し、個人のプランは設定に従います[9]。チームで使う前に、ページの中身と、共有先の権限を確かめてください。

05 開発者向けの​発表。​状態だけ​見れば​十分な​項目も​多い

CodexとAPI、プラグイン、企業向けの項目です。経営者の方は、表の「状態・条件」の列だけ見れば十分です[1]。

項目内容状態・条件
Codexクラウド自分のPCが眠っていても、クラウド上の環境で開発タスクを進める。タスクごとに独立した作業場所を持つPlus・Pro・Business・Healthcare・Education・Enterprise[1][11]
刷新されたCodex CLI音声で指示、エージェントの管理画面、worktree対応、画面の刷新全プラン。音声・管理画面・worktreeの標準有効化は、変更履歴では9月22日の0.156.0から[11]
コードレビューChatGPTのデスクトップアプリで、プルリクエストの要約・差分・指摘を確認。クラウドでの自動の一次レビューもある全プラン。GitHubは一般提供、GitLabはプレビュー[1][11]
Codex Security CloudGitHubのリポジトリ全体を、指定した時・スケジュール・新しいコミットのたびにスキャン。調査・重複の除去・修正案の作成をクラウドで行うPro・Business・Enterprise・Edu。ワークスペースの権限・リポジトリの設定・課金の設定が必要で、既存のCodex Security顧客は有償利用の前にオプトイン[1][7]
Decisions APIあらかじめ決めた選択肢の中から答えを返す(分類・振り分け・エージェントの次の行動の選択)限定プレビュー。数日内に広く公開の予定。API変更履歴にはまだ載っていない[1][5]
Agents API+コンピューター操作Codexの仕組みをマネージドサービスとして使える。OpenAIが用意したブラウザでエージェントが作業し、サイトへのアクセス承認とログインは、自社のアプリ側で処理する公開ベータ(9月10日〜)。コンピューター操作は9月29日に追加[5][12]
Bedrock Managed Agents(OpenAI搭載)AWSの中で完結するOpenAIのエージェント。エージェントごとにAWSのIDと権限で動き、推論もAWS内に残るプレビュー[12]
プラグイン関連4項目プラグインにサイドバー・パネル・ファイルの表示画面を持たせる拡張。作成・申請・検索の改善。Sitesへの組み込み。つないだアプリの出来事で自動処理を始めるMCPイベント拡張・作成の改善・MCPイベントは全プラン、Sites連携はBusiness・Enterprise・Healthcare・Edu。MCPイベントの仕様は提案中で、MCPの作業部会が検討している[1][13]
Private Intelligenceゼロデータ保持のまま、人が中身を読めない形で自動の安全審査を受ける(顧客が管理するストレージに暗号化して保存)。機密コンピューティングによるPrivate Inferenceも予告前者はAPI向け、後者は「今秋」プレビューの予定。問い合わせ制[1][13]
OpenAI MarketplaceOpenAIとの既存の契約額の一部を、承認済みのパートナー製品に充てられる。最初の32社対象の企業顧客のベータ。問い合わせ制。パートナーには直接支払い、OpenAIが契約額を精算する[13]

Agents API自体は、公開ベータの日に実機で動かして確かめた記事があります。

OpenAI Agents API とは何かを扱った記事のサムネイル 関連記事 | Agents APIを実際に動かして確認OpenAI Agents API とは何か ──Claude・Geminiに続く「常駐型AIエージェント基盤」を実際に動かして比べた →

各項目の細かい仕様は、出典欄のリンク先にある公式ドキュメントが正です。

06 日本語版と​英語版の​食い​違い​8か​所

日本語のまとめページ(2026年9月30日の朝に取得)と、英語の原文、リンク先の一次ソースを突き合わせると、次の8か所で食い違いがありました。日本語ページだけを読むと、価格や提供状況を取り違えます。この記事は、英語版と一次ソースに従っています。

項目日本語版英語版と一次ソース
GPT-6.1 Solの価格Astraの標準料金の「4分の1」「5分の1(a fifth)」。料金表は、Astraの入力$10・出力$50に対して、6.1 Solは$2・$10[1][4][5]
共同編集スライドPro・Business・Enterpriseで利用できる(提供済みに読める)「今後数週間で」提供。Spaceの公式ページも「近日(coming soon)」[1][9]
Codex Security Cloud「すべてのCodexユーザーが利用できる」Pro・Business・Enterprise・Eduのデスクトップとweb。リリースノートは、ワークスペースの権限・リポジトリの設定・課金の設定が必要で、既存顧客は有償利用の前にオプトインと書く[1][7]
dotsの対象Pro・Business Premium・Enterpriseで利用できる対象市場のProとBusiness Premium。Enterprise・Edu・Healthcareは、管理者が有効にした場合のベータ(初期オフ)。ヘルプは、ProはEEA・スイス・英国を除くと書く[1][2][3]
ChatGPTでサインインサインインの話だけ(名前・メール・プロフィール写真)加えて、16のパートナー(Devin・Notion・Vercel・T3・OpenClaw・Dactylなど)でChatGPTの使用枠を使え、上限も設定できる。使用枠の共有は、Plus・Proが対象の限定プレビュー[1][7][10]
Ultrafastの条件API・ChatGPT Work・Codexで利用できる(プランの条件なし)ChatGPT WorkとCodexはPro 500とEnterpriseのプラン。「毎秒300トークン」「GPT-6.1 Solは近日」の記載もある。ドキュメントでは、他の個人プランはクレジットを買っても使えない[1][8]
ChatGPTの利用者数「合計12億人のユーザー」「毎週12億人(1.2B weekly users)」[1]
GPT-6.1 SolとUltrafastの提供状況「[提供状況を追加]」という記入待ちの文字が残っている英語版には、提供先を書いた文がある[1]

食い違いの原因は分かりません(翻訳した時点の差か、訳の抜けか)。日本語ページはこれから直る可能性があるので、この表は2026年9月30日の朝の状態です。

07 使う​前に​確かめる​こと

導入を検討する前に、次の7点を担当者と確かめてください。

  • 自分のプランと地域で、その機能が出ているか。dotsはPro(EEA・スイス・英国を除く)とBusiness Premiumです。Space・Pages・チームタスク・Meetingsも、対象のプランと、順次展開の途中であることを見ます[3][7]
  • データの扱い。個人のプランは、学習の設定がdotの会話にも効きます。Business・Enterprise・Eduは、初期設定では学習に使いません。学習をオフにしても、限られた場合に人が確認することがあります[3][9]
  • 接続するアプリと権限を、最小にする。プラグインの権限は、dot・ChatGPT・ChatGPT Work・Codexで共有されます。Custom Rulesで「メールは送らない」のような線を先に引きます[3]
  • 共有する前に、中身を見る。Spaceのページに書いた内容と、チームタスクの過去の実行結果は、権限のある人全員に見えます。新しく入ったメンバーにも、過去の分が見えます[9]
  • 使用枠と費用を確かめる。Ultrafastは使用枠を8倍のペースで消費します。アプリにクレジットの使用を許可し、自動購入もオンにしていると、使用枠を超えた分が自動で課金されることがあります。アプリごとの週間の上限は、Settings > Usageで設定できます[8][10]
  • 日付を控える。GPT-5.5の退役は2026年10月14日、Pro 200の従来の使用枠は10月29日まで、共同編集スライドは「今後数週間」、Decisions APIは「数日内」、Private Inferenceは「今秋」です[8][6][1]
  • 会議の録音は、参加者全員の同意を先に取る。Meetingsのアプリは、同意を代わりに取ってくれません[9]

全25項目を、状態で並べ直すと

状態項目と読み方
提供中(順次展開を含む)(18)dots、GPT-6.1 Sol、Ultrafast、Codexクラウド、Codex CLI、コードレビュー、Security Cloud、プラグイン拡張、作成・申請・検索、Sitesとの連携、MCPイベント、Space、Pages、チームタスク、Slack・Teamsの@ChatGPT、共有プロフィール、ChatGPTでサインイン、Pro 500順次展開のものは、自分のアカウントに出ているかの確認が先です。
ベータ・プレビュー(4)Decisions API、Agents API、Bedrock Agents、Meetings仕様や条件が変わりえます。業務に組み込む前に、条件を確かめます。
近日(1)共同編集スライド時期は「今後数週間」です。日付が決まるまで、計画には入れません。
問い合わせ制(2)Private Intelligence、OpenAI Marketplace契約や申し込みが必要で、価格は公表されていません。

発表の数より、自分のプランと地域で出ているか、いつ条件が変わるかを先に確かめる。

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出典・注記

  1. OpenAI「DevDay 2026 Recap」(2026-09-29。英語版が原文) https://openai.com/index/devday-2026-recap/ https://openai.com/ja-JP/index/devday-2026-recap/
  2. OpenAI「Introducing dots」「How we build safety, security, and privacy into dots」(いずれも2026-09-29) https://openai.com/index/introducing-dots/ https://openai.com/index/how-we-build-safety-security-and-privacy-into-dots/
  3. OpenAI Help Center「Getting started with your dot」「Dots privacy, security, and safety FAQs」 https://help.openai.com/articles/20001530 https://help.openai.com/articles/20001529
  4. OpenAI「Introducing GPT-6.1 Sol」(2026-09-29) https://openai.com/index/introducing-gpt-6-1-sol/
  5. OpenAI API docs「Pricing」「Changelog」(2026-09-29) https://developers.openai.com/api/docs/pricing https://developers.openai.com/api/docs/changelog
  6. OpenAI Help Center「About ChatGPT Pro tiers」 https://help.openai.com/en/articles/9793128-about-chatgpt-pro-tiers
  7. OpenAI Help Center「ChatGPT — Release Notes」(2026-09-29) https://help.openai.com/en/articles/6825453-chatgpt-release-notes
  8. OpenAI docs「Ultrafast mode」(API)「Speed」(ChatGPT・Codex) https://developers.openai.com/api/docs/guides/ultrafast-mode https://learn.chatgpt.com/docs/agent-configuration/speed
  9. ChatGPT「Space」「@ChatGPT in Slack and Microsoft Teams」/ドキュメント「Teams and Team Tasks」/Help Center「The Meetings plugin」「Shareable profiles」 https://chatgpt.com/features/space/ https://chatgpt.com/features/chatgpt-in-slack-and-teams/ https://learn.chatgpt.com/docs/enterprise/team-tasks https://help.openai.com/articles/20001546 https://help.openai.com/articles/20001539
  10. OpenAI Help Center「Sign in with ChatGPT」「Using your ChatGPT plan in other apps and sites」 https://help.openai.com/en/articles/20001410-sign-in-with-chatgpt https://help.openai.com/en/articles/20001542
  11. Codexドキュメント「Codex Cloud」「Codex Security Cloud setup」「Code Review」・Codex changelog https://learn.chatgpt.com/docs/cloud https://learn.chatgpt.com/docs/security/setup https://learn.chatgpt.com/docs/code-review?surface=app https://developers.openai.com/codex/changelog
  12. OpenAI「Introducing the Agents API」・API docs「Computer use」・AWS「Amazon Bedrock Managed Agents, powered by OpenAI」 https://openai.com/index/introducing-the-agents-api/ https://developers.openai.com/api/docs/guides/agents-api/tools/computer-use https://aws.amazon.com/bedrock/managed-agents-openai/
  13. OpenAI「OpenAI Marketplace」・API docs「ZDR with Private Safety Processing」・Model Context Protocol「Triggers and Events Charter」 https://openai.com/business/marketplace/ https://developers.openai.com/api/docs/guides/private-safety-processing https://modelcontextprotocol.io/community/working-groups/triggers-events
  14. CAGによる作業(2026年9月30日)。英語版・日本語版のまとめページと、リンク先の発表ページ・ドキュメント・ヘルプ・変更履歴など43ページを、2026年9月30日の朝にブラウザで取得して保存し、本文の数字と提供条件を1つずつ突き合わせました。CAGがdotsやGPT-6.1 Solを実際に動かして確かめたものではなく、公式情報に基づく整理です。ベンチマークの数字はOpenAIの評価で、CAGの検証ではありません。提供は順次で、条件は変わります。

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